ハセガワの駆逐艦三日月から改造して製作したものです。
哨戒艇1号型は、老朽化しつつあった峯風型駆逐艦、「島風」「灘風」の缶室と武装を半数に減らして哨戒艇にリサイクルされました。開戦前に、陸戦隊の上陸作戦に使用するため、残りの魚雷発射管と砲を1基降ろし、陸戦隊用の居住区を増設、大発を2隻搭載し艦尾に発進用スロープを設けました。他にも二等駆逐艦も同様の改装を受けています。
開戦後、哨戒艇1号と2号は南方の攻略作戦に参加し活躍しました。侵攻作戦の落ち着いた大戦中盤以降は船団護衛任務を主任務としましたが、早くも第1号哨戒艇(旧島風)は18年1月にラバウル北方のカビエン近海で米潜水艦ガードフィッシュに撃沈されました。
第2号哨戒艇はその後も生き残り、船団護衛に活躍しましたが、終戦の間際、昭和20年7月25日、ジャワ海で英潜水艦スタボーンに撃沈されてしまいました。
峯風型駆逐艦はピットロードから発売されていますが、どのみちほとんど削ることになりますので、安価なハセガワの睦月型駆逐艦「三日月」を改造して使いました。
「三日月」は艦橋が近代化改装前の状態ですので、「睦月」よりこちらを使用します。
艦船模型スペシャル17 日本海軍駆逐艦の系譜1に1/700の図面が載っていますので、そちらを参考に製作しました。
制作にあたっての改造点は
・艦尾のスロープを作る。
・中央の構造物が睦月型と峯風型で違うので煙突基部など切断、プラ板で加工。
・前部魚雷発射管跡に兵員室を増設。
・旧3番砲跡後部に兵員室増設。
・艦首のダブルカーヴェチャー型をスプーン型に改正
といった所が主な改造点です。
ちょっと画像が古くて小さいのしか無くてわかりずらいですが、前部魚雷発射管後に兵員室をプラ板で作って、上部構造物も切り離して、空いた穴は埋めて、兵員室や煙突基部もプラ板で作りました。
艦尾もパテを充填してガシガシ削り込みました。
スロープ用のレールもプラ棒で再現しました。
偽装関係は
・艦尾のスロープ甲板に運搬軌道をプラ棒で製作。
・旧2番砲跡に機銃座を増設し25㎜連装機銃を2基装備。
艦橋前に円形銃座で25㎜連装機銃を設置。
各種吸気口や昇降口、ウインチ、洗い場などもプラ材で製作しています。
終戦間際の第2号哨戒艇として作ってみました。25㎜連装機銃3基以外は武装の増備は不明でしたので、それとなく13号電探と単装機銃を増備してみました。
大発も2隻、タンデムに搭載。レールを作ったけど隠れてしまいました(;^_^A
今の目から見るとあっさりと作りましたが、なかなかいい感じに仕上がったので気に入っている艦です(^_^)v
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