2年前に製作した艦です。
翔鶴は瑞鶴とともに③計画で建造され、開戦前に揃って竣工、猛訓練の末真珠湾攻撃にに間に合います。
その後もラバウル攻略、蘭印攻略支援、ポートダーウイン攻撃、インド洋作戦などを転戦、空母部隊の集中運用で猛威を振るいました。その後、史上初の空母対空母の海戦、珊瑚海海戦に挑み、レキシントン撃沈ヨークタウン撃破の戦果を挙げますが、自身も中破し軽空母祥鳳も失っています。
ミッドウェー海戦で主力4空母が撃沈され、翔鶴と瑞鶴を中心として空母部隊は第三艦隊として再建されます。米軍のガダルカナル侵攻を受け、新編第三艦隊も出撃、第二次ソロモン海戦を戦います。この戦いではエンタープライズを中破させるも軽空母龍驤を失っています。
その後もガダルカナル攻防戦は続き、再び南太平洋海戦で米空母と激突します。この戦いで米空母ホーネットを撃沈しエンタープライズを撃破、翔鶴と瑞鳳も損傷しますが久しぶりの勝利を手にしています。
その後、日米の機動部隊は再建に入り、その代わり艦載機部隊は陸上基地に移動しソロモンでの戦いに従事します。この一連の戦いで多くの搭乗員を失っています。
昭和19年に入ると、続々と竣工した米空母部隊が各地を空襲し猛威を振るいます。米軍の矛先が絶対国防圏であるマリアナ諸島やパラオに迫ると、日本軍もあ号作戦を発動し、空母9隻を中心とした第一機動艦隊でマリアナ沖での決戦に挑みますが、攻撃隊は米軍の新式のレーダーやCICを活用した防空網に阻まれ多くが撃墜されてしまいます。攻撃隊を送った後の機動部隊にも米潜が忍び寄り、翔鶴は米潜カバラに撃沈されてしまいます。旗艦大鳳もアルバコアの魚雷を受け、その後軽質油の誘爆で沈没、翌日の米機動部隊の追撃で飛鷹も撃沈されマリアナ沖海戦は日本軍の完敗に終わりました。
最終時であるマリアナ沖海戦を作ってみたかったのですが、白線のパターンがちょっとわからなくて南太平洋海戦時のを施してみました。艦首の「シ」が翔鶴を表してくれています。
電探はマリアナ沖海戦時はまだ13号電探は装備されていない?ですが、この方が南太平洋海戦時との差別化ができそうなので取り付けてみました。
メインマストも、他の無線マストのように中段に四角の支え?みたいのがありますが、手元にエッチング部品が無かったのでプラ材で組んだだけです。
艦首と艦尾はミッドウェ―海戦後、それぞれ3連装機銃が2基ずつ増設されており、その後のマリアナ沖海戦前には最終時の瑞鶴のように3基ずつに増設された説もありますが3基装備しているとレイテの瑞鶴っぽいので2基ずつのままとしております。
艦尾から。着艦する時はこんな眺めなんでしょうね。フジミのキットは木甲板と滑り止め甲板のメリハリが効いていて飛行甲板も良い感じです(^^)/
艦首から。鳳翔からはじまり、赤城、加賀で試行錯誤を積み、蒼龍、飛龍で出来上がってきた日本空母の完成形です。
優秀な速力と搭載機、バランスのとれた対空火器で、ミッドウエイ後の日本海軍を支えた名空母です。
フジミの翔鶴のキットは船舷のキャットウオークや機銃座の支柱など細かい部品は多いですが、丁寧に製作すると端正な姿が再現できます。
マリアナ沖海戦での翔鶴第一次攻撃隊は零戦16機、彗星18機、天山9機の合計43機でした。
是非その勇壮な攻撃隊を再現しようと思いましたが…2年前にこの翔鶴を作ったのに未だに艦載機製作が進めていません(;^_^A
先日、ブログに載せた鹵獲米空母ホーネットの空母鳳鷹とのツーショット。
大戦時のライバル艦同士です。同時期の日米の建艦思想の違いが見れますね。
→鹵獲ホーネット改装 航空母艦 鳳鷹
→フジミ 1/700 航空母艦飛鷹 1944年マリアナ沖海戦時 製作
→フジミ 米空母キティホーク改造 航空護衛艦 しょうかく
→ハセガワ DDH183 護衛艦いずも 製作
→アオシマ 水上機母艦 日進IF改装1944年の製作
→ピットロード 給油艦 足摺 製作
→フジミの駆逐艦秋月を1944年時で製作
→艦船模型・戦車模型の記事一覧表
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