キートモデルの3Dプリンターキットを購入した1/35 一式機動四七粍速射砲が完成しました。
一式機動四七粍速射砲は日本陸軍が九四式三七粍速射砲の後継として大戦後半に活躍した砲です。
速射砲とは日本陸軍内での対戦車砲の呼称で、機動とはタイヤを装備し車両での牽引を可能な砲を指します。ほとんどの日本陸軍の火砲は木製スポーク輪で馬匹による牽引でした。
口径は47㎜で砲身長は53.7口径で同口径の九十七式中戦車改や一式中戦車の搭載砲である一式四十七粍戦車砲の48.6口径より砲身が長く初速も810/秒より830/秒と威力も少し上になります。
45㎜~50㎜クラスの対戦車砲としては列強各国の砲と遜色はなかったのですが、登場した戦争中盤以降では75㎜砲が主流となっており、M4シャーマン戦車に対しては正面からの貫徹は難しく、苦戦を強いられました。
キットは3Dプリンターのキットでパーツの切り出しが大変ですが、パーツはシャープで精悍な一式四七粍速射砲を再現できます。
切り出しの際、防盾の留め具のパーツが間違って切ってしまったのか見当たらないのでプラ棒をそれらしく取り付けてみました。
塗装はタミヤカラーのラッカー、本体はカーキとタイヤはラバーブラックで塗装しております。
本砲はM4シャーマンの正面装甲に対しての貫徹は厳しかったですが、側面、後面への攻撃は有効であり待ち伏せ等で大きな戦果をあげたりと活躍しています。
特に硫黄島での速射砲第8大隊の第2中隊の中村少尉の指揮する本砲は敵上陸時にアムトラックを20両、戦車揚陸艦LCTを3隻、ブルドーザーを1両を撃破する活躍をしています。
沖縄の嘉数の戦いでは独立速射砲第22大隊が4月19日の戦いで他隊と共同で22両の敵戦車を撃破し、沖縄戦全体では米軍は戦車272両を失っています。
大戦後半に活躍した一式機動四七粍速射砲は、以前ファインモールドでメタルキットが出ていましたが現在は絶版です。インジェクションキットでは発売されていません。
今回はキートモデルの3Dプリンターキットを製作しました。キートモデルさんは他にも魅力的なアイテムをリリースされています。
販売ページはこちら↓
→https://kitmodel.booth.pm/items/4232254本砲とファインモールドの山砲兵のキットを組み合わせて速射砲陣地のジオラマも作ってみたいです。
→四式中戦車(試作型) 三色迷彩塗装で完成 ファインモールド 1/35
→航空巡洋艦 最上 1944年 フジミとタミヤをミキシングで製作