2016年11月25日金曜日

ヤマシタホビー 特型駆逐艦Ⅰ型吹雪を白雪で製作

ヤマシタホビーの特Ⅰ型吹雪を白雪として製作してみました。



ヤマシタホビーの特型駆逐艦は第一弾にⅠ型吹雪、続いてⅢ型響、そして先日Ⅱ型綾波が発売され、主な特型のグループが出揃いました。

このⅠ型は開戦前の吹雪をキット化されていまして、船外電路が再現されていないのと各艦の艦名デカールが入っていませんが、作り易く、特型駆逐艦の特徴をとらえた良いキットです。

この白雪は昨年製作したもので、学研の特型駆逐艦の本に白雪は他の艦が艦橋前に13㎜連装機銃を増備されていたのに、白雪は内地へ帰る機会が無く応急的に2番、3番魚雷発射管の上に13㎜単装機銃を装備したと書かれていまして、これを再現しようと製作してみました。



製作はキットストレートに製作しました。いつもはマストは自作しますが、キットのマストも割と繊細にできていたのでそのままで作ってみました。



特Ⅰ型は主砲の12.7センチ砲も以降の艦と違い平射専用のA型砲塔が装備されていました。
キットの主砲パーツの出来は素晴らしく補強桁もばっちり再現されています。
惜しいのは主砲の旋回用に主砲塔の周囲に円形のレールがしかれていまして、艦首の1番砲周りは再現されていますが、2、3番砲周りは、Ⅱ型、Ⅲ型との部品共用のため。再現されていません。



特Ⅰ型は開戦時は第二煙突前に13㎜連装機銃を一基装備し、その後2基に増強されたようです。
その後艦橋前に13㎜連装機銃を増設しましたが、白雪は工事の機会が無く、現地で応急的に13㎜単装機銃を2、3番魚雷発射管の上に設置されました。

ビスマーク海戦での米軍機からの撮影された有名な直上からの写真でも、発射管上の機銃座が確認できます。

可燃物の魚雷の上に配置はちょっとイヤな配置ですね(^^;)



白雪は、ニューギニア、ラエへの輸送作戦八一号作戦として駆逐艦8隻輸送船8隻の船団の旗艦として出撃しましたが、制空権の無い中、作戦前より、成功は難しいと危惧された通り、米陸軍航空隊の猛攻撃を受け、旗艦白雪を含む駆逐艦朝潮、荒潮、時津風、輸送船8隻すべてが撃沈されるという大損害を受けました。



この白雪の製作では、IFとして、「もし白雪が生還できて、内地に帰れて、艦橋前に25㎜連装機銃が増設されたら」として製作しています。魚雷発射管上の13㎜機銃は艦側からの要望で残置されたとしてみました。


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