2016年11月6日日曜日

ピットロード 海上自衛隊護衛艦 DDH-144 くらま 製作

ピットロードの護衛艦 DDH144くらまです。



このキットは3年前に初めて護衛艦のキットとして作りました。

このキットは現在の「くらま」の姿ではなく、2000年以前の姿での製品です。11月にはピットロードから一番艦のDDH143「しらね」の2000年代に改修を受け着艦標識も新しくなったデカールが付属しています。

「くらま」はヘリコプター搭載護衛艦「はるな」と「ひえい」に引き続き、しらねとともに建造されました。
当初は艦名は「こんごう」と「きりしま」になる予定でしたが、当時の防衛庁長官が地元選挙区の地名の「しらね」を推したため、「こんごう」「きりしま」は後のイージス艦の艦名に使われることになりました。

しらね型の特徴は後部に大型のヘリ格納庫と広い着艦甲板をもち、対潜ヘリを3機搭載、運用することができました。
マストは煙突と一体化したマック方式がはるな型に引き続き採用され、前部に73式54口径5インチ速射砲を背負い式に2門装備、他に対空用に護衛艦としてはじめてシースパロー対空ミサイルと高性能20㎜機関砲CIWSを装備しています。



ピットロードの護衛艦シリーズの初期にリリースされましたが、上部構造物を箱状に組んでいくのを、すり合わせしながら組めば、後はシンプルな構造ですのでスラスラと完成します。
左舷のカッターが無くなってます(^^;)




後部に飛行甲板、前部に背負い式砲塔、まるで航空巡洋艦のようです。



ピットロードの初期の護衛艦キットは甲板の戦闘通路がデカールでは無く、凸モールドで再現されています。これがいつも護衛艦キットを作る時の難点です。
幸い、くらまの場合、前甲板のみでしたので、マスキングテープの細切りで地道にマスキングをして塗装しました。艦橋上も通路ありますがこれを作った時は気づかず(^^;)

船体はタミヤカラースプレーのAS-7ニュートラルグレイ、戦闘通路内は呉海軍工廠色、通路はフラットホワイトで、煙突、艦底はフラットブラックで塗装しています。

 



キットのデカールにはこの黄色の旧着艦標識が付属していました。今年発売のしらねのキットには新着艦標識が付属しているようです。

くらまにとっては、護衛艦隊の主力として活躍していた、2000年代以前の姿の方が良いかもです。



煙突とマストが一体化しているマック煙突に各種電子装備がついております。
2番煙突上には本艦のFCSとしてオランダ製のWM-25が搭載されています。
2000年代に改修され、国産のFCS-2に換装されています。

艦上に林立しているホイップアンテナは0.3㎜のプラ棒をビンパイスで穴を開けて差し込んでいます。




1981年に就役して以来、活躍してきた「くらま」もいずも型2番艦の「かが」の就役に伴い引退となります。1番艦の「しらね」も「いずも」の就役で引退し、新型対艦ミサイル、XASM3の発射実験で標的艦として最後の任務につくようです。

DDHとして建造された本艦型の基準排水量5200tは30年前の海上自衛隊では最大の大きさを誇っていました。時代は代わり、最新鋭のDDH、いずも型は基準排水量19500tと、海上自衛隊の戦力も大きくなってきました。ひゅうが型の代艦が建造される20数年後はどんな艦ができるんでしょうね。




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