ガンプラを作る時に困るのが、ランナーについた部品をニッパー等で切り離した時に、ゲート跡(ランナーと部品をつなげている部分)が白く色が変わってしまいます。
これはランナーの白化現象といいまして、プラスチックに圧力がかかると樹脂の細かなひび割れが起きるので白く見えてしまう訳です。
試しにランナーの棒をぐいっと折り曲げてみても同様に白くなります。
ニッパーで切り離すときにどうしても力が加わってしまうので白化がおきてしまいますので、部品を切り離す順番で圧力がかかりにくくするとかもできますが、沢山の部品にそこまでできませんよね。
ちょっとわかりにくいですが、部品の左側がゲート跡です。地味に白化しています。
塗装するなら全然気にしなくても良いと思いますが、素組の方だとどうしても目立ってしまいます。
そこで、この流し込み接着剤の出番です。
これを白化した部分にさっと塗ると・・・・
白化が目立ちにくくなります。そこから目の細かいペーパーで磨くとわかりにくくなります。
の
樹脂の細かなひび割れが、流し込み接着剤によって固まり纏まってくれるからの様です。
濃い色の整形色だと隠しきれない事もありますが、お手軽に白化を目立たなくできるのでおすすめです。
手順はは薄刃ニッパーなどできれいにゲートを切断して、デザインナイフなどでバリを丁寧に無くし、流し込み接着剤を塗って、乾燥後、400~600番ぐらいのペーパーで磨いて、仕上げに1000~1200番ぐらのペーパーで磨いてみると、けっこう目立ちにくくなります。
それと同時に合わせ目消しもおこなうと良いかと思います。それから墨入れと仕上げのトップコートをしていけばお手軽組み立てでもゲート跡が目立ちにくいのが出来上がると思いますのでお試しください(^^)v