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2021年12月1日水曜日

ヤマシタホビー 睦月型駆逐艦を皐月1944年時で製作

 久しぶりの艦船模型の製作です。

ヤマシタホビーの駆逐艦睦月を大戦後半の皐月として製作してみました。



ヤマシタホビーの睦月が発売されてからしばらく経ちますが、特型駆逐艦と違いネームシップの睦月の開戦時の状態のみしか発売されていません。

そこで、以前息子に破壊されて放置されていたピットロード版の皐月から機銃座などを移植して皐月の昭和19年最終時にしてみました。




武装配置は学研の睦月型駆逐艦を参考にしてみました。


最終時の皐月は艦橋前に25㎜連装機銃を2基、探照灯後ろの13㎜連装機銃座を25㎜3連装に、後部4番砲跡に3連装機銃を2基装備、単装機銃は9基装備しております。

他にも13㎜単装機銃が多数装備されていましたがこちらは省略しております。

電探は後部マストの13号電探のみで22号は装備していなかったようです。



大戦後半まで生き残った皐月もレイテ沖海戦の前哨戦である、ハルゼー機動部隊のフィリピン空襲によりマニラ湾で撃沈されました。睦月型の残存艦、卯月と夕月もレイテ沖海戦後の多号輸送作戦で沈み睦月型は19年中までに全艦戦没してしまいました。


ヤマシタホビーの睦月型駆逐艦のキットは特型と同じく、精密なパーツ割と完成時のシルエットが素晴らしい良キットです。艦により武装の差異が大きいですが、年次のバリエーションキットも出して頂けたら良いですね。









2017年10月13日金曜日

ハセガワ 夕雲型駆逐艦早波の製作③ 完成です。

ハセガワの夕雲型駆逐艦早波、ようやく完成しました。



今年にリニューアルされたばかりのキットです。第一弾の夕雲が昭和16年就役時に対し、早波は中期建造艦として昭和18年の就役時と昭和19年の対空機銃増備状態を選べるキットとなっています。

キットは最新のキットだけあって、夕雲型の特徴的な艦橋や末広がりの艦尾形状も再現され甲板や船舷のモールドもしっかりと入っています。マストも取り付け易いように2パーツの部品で再現されています。主砲も横面の補強フレームのモールドも入っており良い感じです。



駆逐艦早波は夕雲型駆逐艦の12番艦として舞鶴工廠にて昭和18年7月に竣工しています。
就役訓練後は第32駆逐隊に編入され、第二水雷戦隊に所属しました。
就役後、護衛任務などに就き、昭和18年11月にはブーゲンビル島に上陸してきた連合軍を迎え撃つため、重巡部隊らとラバウルへ進出しますが、入港後、米機動部隊の艦載機の攻撃を受け、重巡部隊は大損害を受け撤退します。残った二水戦と三水戦はブーゲンビル島への逆上陸部隊を揚陸しますが、再び米機動部隊にラバウルを空襲され、駆逐艦涼波が沈没し、軽巡阿賀野が航行不能になるなどの損害を受けトラックまで撤退します。
その後米軍のギルバート諸島への侵攻時に、マーシャル諸島への輸送作戦に参加。
ギルバート諸島陥落後はトラック、南方間のタンカーなどの護衛任務に就きました。

米軍の絶対国防圏への侵攻に対し日本軍も第一機動艦隊を編成し対抗することになります。フィリピン南西部のタウイタウイ泊地に艦隊は進出しますが、空母の航空隊は泊地内では訓練できず外洋にでなければいけませんが、米潜水艦が跳梁し思うままに訓練ができませんでした。近海では補給艦艇も攻撃を受けていたので駆逐艦による対潜掃討が行われます。昭和19年6月7日早波は前日に行方不明になった水無月の捜索と掃討に出撃し、米潜ハーダーを発見後、攻撃に移りますが、ハーダーは早波を引きつけ、正面に魚雷3本を発射し、早波は艦首に2本が命中し轟沈されてしまいました。

米潜水艦ハーダーは4月には雷を沈め水無月、早波を撃沈した後には谷風も撃沈しています。ハーダーが連続で駆逐艦を沈めたため、日本側にタウイタウイ泊地が多数の米潜の包囲下にあると思わせ、航空隊の訓練も行えず、後のマリアナ沖海戦の大敗にも繋がる事となりました。
その後もハーダーは対潜掃討を行う海防艦日振、佐渡、松輪の3隻を沈めたりと暴れまわります。
油槽船仁洋丸を護衛中の駆逐艦朝風を沈め、残る仁洋丸も沈めようとしますが、海防艦22号と哨戒艇102号が駆け付け、哨戒艇102号が仁洋丸を護衛、海防艦22号がハーダーに爆雷攻撃を開始、爆雷が多数命中し、遂に多数の艦艇を沈めたハーダーを撃沈しました。



早波はあ号作戦前に沈みましたので、電探は前マストの22号のみとなります。13号電探はあ号作戦後に随時装備されていきました。

学研の特型駆逐艦の駆逐艦響と電の項に19年4月に訓令工事で駆逐艦に25㎜単装機銃2基増備との記載がありましたので、艦橋前に2基装備させてみました。単装機銃もあ号作戦後には訓令でさらに増強がされていくようです。



艦尾のパーツは爆雷投下台と投下軌道にパーツが入っていまして、何気なしに投下軌道のパーツを付けていましたが、説明書には不要部品と書かれていました。この時期にまだ投下台のままだったんですかね?パラべーンもまだ装備されているのか不明ですが、キットのパーツは出来が良いのでそのままつけてみました。



電探、機銃が増備されていますが、レイテ沖海戦時に比べるとまだまだあっさりとしています。主砲は対空射撃も可能なD型でしたので、3基搭載されたままで代わりに1番煙突後部に機銃座を増設されています。



このキット、部品分割も良く考えられて作り易いキットですが、完成後、魚雷や爆雷用のダビットが入っていないのに気が付きました。ここまで部品が再現されているのにちょっと惜しいです。今回はそのままにしていますが、自作か他のキットやファインモールドのナノドレッドから調達する必要があります。



先日製作した同じ第二水雷戦隊に所属する島風と能代と並べてみました。



どの艦も大戦中に就役した新鋭艦ばかりですが、大戦末期の圧倒的な戦力差で本来の能力が発揮できなかったのが残念です。


→ハセガワ 夕雲型駆逐艦 早波 キットレビュー

→ハセガワ 夕雲型駆逐艦早波の製作① 船体の反り矯正と艦橋等の製作

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2017年9月22日金曜日

タミヤ 駆逐艦島風の製作④ 完成です。

タミヤの駆逐艦島風、完成しました(^^)/





最新のキットだけあって組み立てやすいキットでした。
前後のマストと旗竿をプラ棒で作り直した以外はキットのパーツで製作しています。
(パーツを無くした方位盤上の測距儀と22号電探は別に調達していますが)
リノリウム甲板にはデカールが用意されていましたが、今回は使わずに塗装を行っております。




 島風は高速化する米新戦艦群に対抗するため、速力を高めた次世代の駆逐艦として、④計画で試作艦として建造されました。島風は陽炎型駆逐艦天津風に試験的に搭載された高温高圧缶を装備し75000馬力の出力で40ノットの高速を発揮する事ができました。島風はそれに加え、甲型駆逐艦では魚雷8射線と予備魚雷に対し予備魚雷無しですが61㎝酸素魚雷を15射線と破格の雷撃能力を有していました。
続く⑤計画で同型艦を16隻量産する計画でしたが大戦に突入し、建造の手間のかかる丙型駆逐艦の建造はキャンセルされ、島風1隻のみとなりました。

島風は昭和18年5月に竣工し、第11水雷戦隊に編入され訓練に明け暮れます。アッツ島玉砕後、次はキスカ島が危なくなってきたので、キスカ島から守備隊の撤退作戦が計画されます。島風も竣工当初から装備していた22号電探をあてにされ撤退部隊に編入されました。木村少将率いる撤退部隊は5183名の陸海軍部隊の撤退を成功させました。

その後島風は第二水雷戦隊に編入され艦隊や船団の護衛任務に就きます。
トラックやパラオへの油槽船の護衛などに就きますが米潜の攻撃で油槽船や僚艦の駆逐艦を多数失うなど苦しい戦いが続きました。

いよいよ米軍が絶対国防圏に迫ってくる中、今度はビアク島へ米豪軍が上陸をし、ビアク島救援の渾作戦を行います。この作戦に島風も大和や武蔵らと編入されましたが今度は米軍のサイパン侵攻により渾作戦は中止し第一機動艦隊に合流しマリアナ沖海戦を戦います。続くレイテ沖海戦では第一遊撃部隊に所属しレイテ湾を目指すも直前で反転しレイテ突入にはなりませんでした。撤退中の米機動部隊の空襲により第二水雷戦隊の旗艦の能代が沈没し、その後島風が二水戦の旗艦となりました。

レイテ沖海戦敗退後もレイテ島を巡る地上戦は続き、生き残りの駆逐艦たちは増援輸送作戦「多号作戦」に参加します。島風は第三次の輸送隊として輸送船5隻を島風、若月、浜波、長波、朝霜、掃海艇30号で護衛してオルモック湾に向かいましたが、米機動部隊の艦載機347機に襲われ島風らは煙幕を張りながら迎撃するも輸送船団は全滅、島風自身も持ち前の高速で爆弾、魚雷を回避するも至近弾や機銃弾により多数の破孔により機関が浸水、航行不能になり沈没しました。他の護衛艦も朝霜を除いて全滅してしまいます。
島風は持ち前の高速力と雷撃力を発揮できないまま、最後は航空機の攻撃で狭い湾内での最期となりました。



島風はその高速故、艦橋にも遮風装置が取り付けられています。
キットでは艦橋と煙突が一体化でパーツ化されており組み立てもしやすいように配慮されています。マスト下部のトラスも表現されており、電探架台から上のみプラ棒で作り変えているのみとしております。22号電探はわずかに左舷にオフセットされているのが再現されています。



島風自慢の零式5連装魚雷発射管も精密なモールドで再現されています。
2・3番発射管の間の増設機銃座の形状は左右で違う形もきちんと再現されています。



主砲の12.7㎝連装砲D型は側面の補強桁もしっかりモールドされています。
砲身は中から通す方式ですので防水カバーの塗装もやりやすいです。



主砲と魚雷発射管にはポリキャップが内蔵されていますので旋回も自由にできます。
これでブンドドも楽しめます。



このタミヤのリニューアル版島風は、とても作りやすく設計されていますので、気軽に島風の雄姿を再現できます。
ただ、キットではマリアナ沖海戦後の状態でキット化されており単装機銃も取り付けガイド穴などが施されていますので竣工時の状態にするには少し手間がかかりそうです。

フルハル状態やキスカ撤退時を作られる場合は、少しお値段はしますがピットロードのキットがあります。最終時のWLモデルを作る場合ならタミヤのキット、単艦のフルハルで作りこんだり、各年代を作り分けるならピットロードと選んでみるのも良いかもです。


→タミヤ 駆逐艦島風の製作③ 塗装と艤装品の取り付け

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2017年6月14日水曜日

フジミの駆逐艦秋月を1944年時で製作

2年前に製作したフジミの特シリーズ秋月です。キットでは竣工時ですが機銃増設後の1944年時で製作しています。



フジミの秋月は秋月と照月の2隻セットとなっています。
とても精密なキットですが、竣工時の秋月、照月としてしか作れずに他の年代への製作には改造が必要です。

秋月型は他のメーカーからはアオシマとピットロードからも発売されています。両社ともバリエーション展開で前期型や後期型を作り分けれるようになっています。秋月型は個艦ごとの差異があり、共用部品では厳密には作り分けは難しいのでメーカーさんにも難しい艦です。

この秋月は竣工時のキットから電探や機銃の増設された1944年の状態を製作しています。
基本部品はフジミのキットで組み立てて、増設銃座や電探などはピットロードのパーツやジャンクパーツから取り付けています。



船体の舷窓は竣工時は全部空いていましたが、大戦中、不沈化対策のため多くが閉鎖されています。その閉鎖された窓には0.3㎜プラ板を打ち抜きポンチで打ち抜いた蓋を貼りつけています。



前部マストは竣工時のまっすぐなマストから電探装備用に改正されています。
ここはマスト基部はキットのパーツを使い途中で切断、電探架台とマストトップはプラ材で自作しファインモールドの21号電探を付けました。

煙突横の増設機銃はピットロードの涼月の余剰部品から、艦橋横の単装機銃の防弾版は特シリーズの雪風の余剰部品からそれぞれ取り付けています。



後マストには13号電探を。後部高射装置跡の機銃座はジャンクパーツから。艦尾には爆雷投下軌道や単装機銃を増設しています。



秋月は空母機動部隊の直衛用の艦として④計画で建造された秋月型のネームシップです。
ミッドウエイ海戦で空母4隻を失った直後の昭和17年6月11日に竣工しています。
竣工後、即空母部隊の護衛任務に就くことになりました。
第二次ソロモン海戦には合流が間に合わず不参加、その後輸送任務のためショートランド泊地に移動中B17爆撃機3機の襲撃を受け、初めて10㎝高角砲を射撃し、1機を撃墜したようです。
続くガダルカナルへの輸送作戦では水上機母艦日進を護衛したりと、何度も参加しています。
南太平洋海戦の時は機動部隊では無く第4水雷戦隊の旗艦としてルンガ泊地へ突入しましたが、敵機を攻撃を受け秋月も損傷、軽巡由良も沈没しています。

内地に修理に戻った時に煙突両横に25㎜3連装機銃を増設しています。
修理後、再びソロモンに戻りましたが、被雷した輸送船を救援中、米潜水艦ノーチラスの雷撃を受け損傷し、再び内地に修理に向かいました。

修理後、後部高射装置跡に25㎜3連装機銃を装備、電探や聴音機なども装備されました。
その後も輸送作戦や護衛任務に従事し、マリアナ沖海戦では第一航空戦隊の護衛な参加、大鳳、翔鶴を米潜に撃沈された後、残った瑞鶴を米機動部隊の空襲から守り抜いています。

マリアナ沖海戦敗退後、次はフィリピン、レイテ島に米軍は上陸し捷一号作戦が発動され、秋月も僚艦の初月、若月、霜月とともに瑞鶴、瑞鳳、千歳、千代田の4空母の囮任務の護衛に就きました。秋月は米機動部隊艦載機の空襲から瑞鶴を護衛中、米艦爆の爆撃を受け、魚雷発射管に命中、魚雷の誘爆により沈没しました。この戦いで4空母は沈没、初月も米巡洋艦部隊の追撃で単艦戦い沈没しています。



フジミの秋月も発売からけっこう経ちましたが、なかなか同型艦や武装強化のバリエーションが出ないですね。作り分けも大変でしょうが、銃座部品とかがあると他の年次の製作も作るのが楽なので艦NEXTで是非とも出してほしいですね~(*´ω`)


 

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2017年4月25日火曜日

駆逐艦天津風 特シリーズ雪風から改造で製作



駆逐艦天津風です。フジミの雪風を改造して製作しました。
艦NEXTでも雪風が発売されましたので、家にあった積みをお手軽製作で天津風にしてみました。






フジミの特シリーズのキットはすごい精密ですが、大戦末期の主砲が2基のスタイルしか再現できません。ですが艦スペのガダルカナル輸送作戦の特集で大戦前半の姿に戻す作例が紹介されていたので、今回はそれよりもう少し楽な前マストに22号電探を装備した状態のを製作してみました。





天津風が被雷して艦前半分を失う直前に内地で整備していたので、たぶん僚艦の雪風と一緒に前マストを改修して22号電探を装備してたのかなと。
艦橋前に25㎜連装機銃座を。中央の機銃座は3連装機銃に改正されていたと思われます。

艦全体に装備された単装機銃の取り付け穴は伸ばしランナーで穴埋めしました。
でも、後で気が付きましたが単装機銃の弾薬箱を削るのを忘れていました(;^_^A
作っている時、この四角のは何やろ?と思ってましたが、出来上がって気づきました。





後部の主砲後の機銃座を接着してから削り混み、主砲基部は円形銃座でそれらしく再現しました。




マストは今回はお手軽製作という訳でキットのパーツそのままで。

いつもは大戦末期の機銃増設の状態ばかり作っていますが、3砲搭あるのも良いですね。




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2017年3月13日月曜日

駆逐艦 浦波 1944年時 製作 ヤマシタホビー+ピットロード

特型駆逐艦改Ⅰ型の浦波をヤマシタホビーの綾波とピットロードの白雲をミキシングして製作しました。




ヤマシタホビーの特型駆逐艦はⅠ型の吹雪とⅡ型の綾波、Ⅲ型の響がリリースされていますが、今の所どのキットも開戦前の仕様で、大戦末期の対空兵装強化後の姿はまだリリースされていません。 そこで、手元にあったピットロードの特型駆逐艦には各年代の武装や各型の艦橋パーツなどが入っているので、ニコイチで大戦末期仕様を製作してみました。

浦波は特型のグループの中でも改Ⅰ型と呼ばれています。

Ⅰ型が主砲が仰角40度のA型砲架、砲架周りに旋回用の軌道、機関室吸気口がキセル型、艦橋がシンプル、船首楼が短い(一部の艦は片舷が長い艦もあります)など。

Ⅱ型は主砲が仰角75度のB型砲塔(後に補強のため仰角を55度に)機関室吸気口がⅡ型からお椀型に、艦橋に方位盤が装備、船首楼が長くなっているなど。

の変化があります。浦波はその中間で、おおざっぱに言えば、主砲と艦橋がⅠ型、船体や煙突周りはⅡ型といった感じです。

そのような形ですので、部品の組み合わせで浦波も発売されても良さそうですが、甲板部品をⅡ型と共通だと主砲の旋回軌道が無いので、発売される可能性は低そうです。

今回はこの旋回軌道を妥協して無しにして、浦波っぽい艦に製作してみました。



基本的には、綾波のキットを製作して、ピットロードから以下の部品をトレードしています。
・艦橋はⅠ型用を使用。艦橋前にも機銃座を。
・2、3番発射管の間に機銃台。
・後部2番砲後に機銃座を。
・電探と単装機銃も。

船外電路は0.4㎜プラ棒で取り付けています。
舷窓は大戦末期には多数、閉鎖されていますので、0.3㎜プラ板を1㎜の打ち抜きポンチで打ち抜いたのを接着しています。



マストはキットの三脚を接着してから、中断で切断し、電探台と上部マストを設置しています。
本来はA型砲架周りには旋回軌道がありますが、Ⅱ型の船体にはそのモールドは無いので、今回はスルーしています。言わなければわからないかも(笑)



後部砲架周りは、甲板の部品共通化で吹雪のキットでも旋回軌道は再現されていません。

後部2番砲跡はピットロードのパーツを、元の構造物に現物合わせで削り込んで設置しています。
魚雷ダビットの高さも変わるので支柱も変えています。
後マストにも13号電探を装備しています。



1944年9月の捷一号作戦前のカッターなどを撤去する前の状態で製作しています。

武装は
12.7㎝A型砲4門 
61㎝魚雷発射管9門(特型も生き残りには酸素魚雷を発射できるように改造されたようです。)
25㎜3連装機銃4基、連装機銃1基、単装機銃10基 合計24挺
13㎜連装機銃2基4挺 爆雷36個




ヤマシタホビーのキットはとても作り易く、武装パーツを付けるだけで大戦後半の状態への改造も容易です。
ピットロードのキットには沢山の余剰パーツが入っていますので上手く組み合わせたら色々な年代を作る事も可能です。

ヤマシタホビーからは、この後は潮や漣といったⅡA型がリリースされるようです。
その後にも後期の対空兵装増備後の姿も発売していただければ嬉しいですね(^^)


         



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2017年2月2日木曜日

世界の艦船 男たちの大和 駆逐艦槇

タカラの世界の艦船、男たちの大和に入っていました駆逐艦の槇です。



タカラの世界の艦船が映画男たちの大和の公開に合わせて発売したシリーズです。
駆逐艦、雪風、浜風、磯風、初霜 槇、榧の駆逐艦に25ミリ機銃が単装・三連装・シールド付きのセット、12.7㎝高角砲がシールド無しとシールド付きに水中モーターがセット、という内容で発売されていました。

当時の販売価格で420円で彩色済みの1/700駆逐艦が買えるという、今では信じられない商品でした。設計はピットロードで、あくまで食玩用に省略したパーツがあるものの、一部小物パーツを交換したら安価で精密な駆逐艦模型を手に入れることができました。



このシリーズはフルハル仕様になっており、ウオーターラインにするならプラ板で艦底を足す必要があります。



機銃やボートダビットなどはやや太いので、それらは他の武装パーツセットからトレードしてとりつけています。マストもプラ棒で作り変えています。



松型駆逐艦は対艦兵装の魚雷と主砲は従来の甲型の半分、速力も28ノットしか出ませんが対潜、対空兵装は充実しており、主砲は12.7㎝高角砲、爆雷は投下軌道を2条、94式爆雷投射機を2基を搭載しています。このキットには後部高角砲に前に81式爆雷投射機を4基搭載しています。戦争後半に増設されたのでしょうかね。



前部主砲には波除盾をつけた12.7㎝単装高角砲を装備しています。




槇は戦時急造駆逐艦の丁型駆逐艦の8番艦として舞鶴工廠で竣工しています。
竣工後は第11水雷戦隊で訓練に従事、レイテ沖海戦には小沢機動部隊の護衛として出撃しました。この戦いで損傷し航行不能になった空母千代田の乗員を救助中に敵機の攻撃を受け損傷、残念ながら千代田の乗員を救助することはできませんでした。

槇はこの戦いで損傷を受けるも無事に内地へ帰還でき、修理後、今度は南方への輸送任務に向かう空母隼鷹の護衛に就きました。輸送任務完了後、隼鷹らと内地へ向かう途中に米潜の雷撃を受け艦首を損傷します。帰還後再び修理を受けることになります。

昭和20年になり、いよいよ米軍の沖縄への侵攻がはじまり、日本海軍は大規模な特攻作戦「菊水作戦」を発動します。戦艦大和を中心とした第二艦隊も沖縄へ向かうことになります。槇は所属する第31戦隊の駆逐艦花月と榧とともに途中まで対戦前路警戒に就いています。その後本土決戦のため、瀬戸内海で待機していましたが無事に終戦を迎え復員輸送に活躍し、その後英国に賠償艦として引き渡され解体されました。


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2017年1月12日木曜日

ピットロード 睦月型駆逐艦 弥生 昭和17年 製作

ピットロードの睦月型駆逐艦、弥生の昭和17年最終時の製作です。



駆逐艦弥生は睦月型駆逐艦の3番艦として1926年に竣工しました。
弥生は開戦時、軽巡夕張旗艦の第6水雷戦隊、第30駆逐隊に同型の睦月、如月、望月とともにへ所属していました。開戦直後はウェーク島攻略作戦に参加しますが、米海兵隊機の反撃により僚艦の如月が撃沈されてしまいます。
その後は南東方面のラバウルやソロモン諸島の攻略作戦に従事、MO作戦にも参加しています。
米軍のガダルカナル上陸により、反撃のため、ガダルカナルへ陸軍一木支隊を運ぶ輸送船団を護衛します。米軍も輸送船団阻止のために機動部隊を繰り出し、第二次ソロモン海戦が起こります。
この戦いで空母龍驤が撃沈され、輸送船団も攻撃され、旗艦神通被弾、駆逐艦睦月、特設巡洋艦金龍丸も撃沈されました。
ガダルカナルでの戦いが激しくなる一方、東部ニューギニア東端のラビを攻略するため、海軍陸戦隊を送ります。しかし、豪軍の抵抗激しく攻略作戦は失敗、陸戦隊の撤退作戦が行われました。
その作戦中、弥生はB17、B25の攻撃を受け沈没してしまいました。




学研の睦月型駆逐艦の本で睦月型各艦の武装変遷を見ていたら弥生の記事で面白そうな記事を見つけました。
睦月型の半数以上は開戦時、艦橋横左右の7,7ミリ機銃に加え、探照灯後ろに13ミリ連機銃を1基装備していました。しかし米軍との戦闘で対空火力の不足が目立ち、順次増強されていきました。
その中でも弥生は米軍のガダルカナル上陸前に、修理の際、25ミリ連装機銃を3基増備しました。2基を艦橋前に、1基を探照灯後の13ミリ機銃を装備していた場所に設置されました。もとからあった13ミリ機銃と7,7ミリ機銃は艦尾に移設されました。



その他、缶の撤去により一番煙突が半分の太さになりました。



前に制作した皐月はキットストレートにつくりましたが今回は、艦橋の形状修正と二番砲座と方位探知室?の高さが高いため、三、四番砲下の構造物と同じ高さに揃えてみました。


砲座下の構造物を0,8ミリ程低くしました。艦橋の後ろのフロアも修正。一番煙突も加工しています。


こちらがキットストレートに製作した皐月です。 全体のバランスが少し変わったかと思います。



睦月型のキットの修正点は、「日本海軍小艦艇ビジュアルガイド 駆逐艦編」を参考にさせてもらいました。



ピットロードの睦月型の欠点で艦尾が細過ぎるのは今回は修正しませんでした。次作は修正してみたいです。



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