夕雲型駆逐艦の藤波です。
ハセガワの早波を改造して製作しました。
藤波は夕雲型駆逐艦の11番艦として藤永田造船所で1943年7月31日に竣工しました。
訓練後、第二水雷戦隊第32駆逐隊に編入され輸送任務や船団護衛に就いています。
1944年にはマリアナ沖海戦、レイテ沖海戦に参加しています。
レイテ沖海戦では、サマール島沖にて米護衛空母部隊を追撃中、行動不能に陥った重巡洋艦鳥海の乗員を救助後雷撃処分の後、退避を行いましたが米空母艦載機に撃沈されてしまいました。
ハセガワのリニューアル版夕雲型は組みやすく旧キットではいまいち似ていなかった夕雲型の端正な艦容を再現した良キットです。
前期型の夕雲、中期型の早波、後期型の秋霜、朝霜が発売されています。
早波のキットを使用すれば、夕雲型中期型の前マストを電探搭載にされた姿を再現できます。
早波から藤波に改造するにあたって、艦尾の爆雷投下台のパーツを投下軌道のパーツに変更、艦尾のパラベーンは撤去しています。
藤波の単装機銃は、ピットロードから発売されていた藤波の説明書に、単装機銃の装備位置が書かれていたのでこちらの配置にしてみました。
艦尾の爆雷投射機の周りに4挺、後部マスト右舷に1挺、艦橋前機銃座の左右に2挺、合計7挺の単装機銃が装備されていたようです。
後部マストはプラ棒で作り直し、13号電探も装備しています。
前部マストトップもプラ棒で作り直し、単装機銃も装備しています。
ハセガワの夕雲型は作りやすく、価格も手ごろなので数を揃えて大戦後半の水雷戦隊を再現してみたくなります。