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2017年9月22日金曜日

タミヤ 駆逐艦島風の製作④ 完成です。

タミヤの駆逐艦島風、完成しました(^^)/





最新のキットだけあって組み立てやすいキットでした。
前後のマストと旗竿をプラ棒で作り直した以外はキットのパーツで製作しています。
(パーツを無くした方位盤上の測距儀と22号電探は別に調達していますが)
リノリウム甲板にはデカールが用意されていましたが、今回は使わずに塗装を行っております。




 島風は高速化する米新戦艦群に対抗するため、速力を高めた次世代の駆逐艦として、④計画で試作艦として建造されました。島風は陽炎型駆逐艦天津風に試験的に搭載された高温高圧缶を装備し75000馬力の出力で40ノットの高速を発揮する事ができました。島風はそれに加え、甲型駆逐艦では魚雷8射線と予備魚雷に対し予備魚雷無しですが61㎝酸素魚雷を15射線と破格の雷撃能力を有していました。
続く⑤計画で同型艦を16隻量産する計画でしたが大戦に突入し、建造の手間のかかる丙型駆逐艦の建造はキャンセルされ、島風1隻のみとなりました。

島風は昭和18年5月に竣工し、第11水雷戦隊に編入され訓練に明け暮れます。アッツ島玉砕後、次はキスカ島が危なくなってきたので、キスカ島から守備隊の撤退作戦が計画されます。島風も竣工当初から装備していた22号電探をあてにされ撤退部隊に編入されました。木村少将率いる撤退部隊は5183名の陸海軍部隊の撤退を成功させました。

その後島風は第二水雷戦隊に編入され艦隊や船団の護衛任務に就きます。
トラックやパラオへの油槽船の護衛などに就きますが米潜の攻撃で油槽船や僚艦の駆逐艦を多数失うなど苦しい戦いが続きました。

いよいよ米軍が絶対国防圏に迫ってくる中、今度はビアク島へ米豪軍が上陸をし、ビアク島救援の渾作戦を行います。この作戦に島風も大和や武蔵らと編入されましたが今度は米軍のサイパン侵攻により渾作戦は中止し第一機動艦隊に合流しマリアナ沖海戦を戦います。続くレイテ沖海戦では第一遊撃部隊に所属しレイテ湾を目指すも直前で反転しレイテ突入にはなりませんでした。撤退中の米機動部隊の空襲により第二水雷戦隊の旗艦の能代が沈没し、その後島風が二水戦の旗艦となりました。

レイテ沖海戦敗退後もレイテ島を巡る地上戦は続き、生き残りの駆逐艦たちは増援輸送作戦「多号作戦」に参加します。島風は第三次の輸送隊として輸送船5隻を島風、若月、浜波、長波、朝霜、掃海艇30号で護衛してオルモック湾に向かいましたが、米機動部隊の艦載機347機に襲われ島風らは煙幕を張りながら迎撃するも輸送船団は全滅、島風自身も持ち前の高速で爆弾、魚雷を回避するも至近弾や機銃弾により多数の破孔により機関が浸水、航行不能になり沈没しました。他の護衛艦も朝霜を除いて全滅してしまいます。
島風は持ち前の高速力と雷撃力を発揮できないまま、最後は航空機の攻撃で狭い湾内での最期となりました。



島風はその高速故、艦橋にも遮風装置が取り付けられています。
キットでは艦橋と煙突が一体化でパーツ化されており組み立てもしやすいように配慮されています。マスト下部のトラスも表現されており、電探架台から上のみプラ棒で作り変えているのみとしております。22号電探はわずかに左舷にオフセットされているのが再現されています。



島風自慢の零式5連装魚雷発射管も精密なモールドで再現されています。
2・3番発射管の間の増設機銃座の形状は左右で違う形もきちんと再現されています。



主砲の12.7㎝連装砲D型は側面の補強桁もしっかりモールドされています。
砲身は中から通す方式ですので防水カバーの塗装もやりやすいです。



主砲と魚雷発射管にはポリキャップが内蔵されていますので旋回も自由にできます。
これでブンドドも楽しめます。



このタミヤのリニューアル版島風は、とても作りやすく設計されていますので、気軽に島風の雄姿を再現できます。
ただ、キットではマリアナ沖海戦後の状態でキット化されており単装機銃も取り付けガイド穴などが施されていますので竣工時の状態にするには少し手間がかかりそうです。

フルハル状態やキスカ撤退時を作られる場合は、少しお値段はしますがピットロードのキットがあります。最終時のWLモデルを作る場合ならタミヤのキット、単艦のフルハルで作りこんだり、各年代を作り分けるならピットロードと選んでみるのも良いかもです。


→タミヤ 駆逐艦島風の製作③ 塗装と艤装品の取り付け

→タミヤ 駆逐艦島風の製作② マスト等の製作

→タミヤ 駆逐艦島風の製作① 船体と基礎部品の製作

→タミヤ 駆逐艦 島風 キットレビュー










→アオシマ 工作艦明石SD キットレビュー

→ハセガワ 夕雲型駆逐艦 早波 キットレビュー

→フジミ 航空母艦翔鶴 マリアナ沖海戦時の製作

→フジミ 軽巡洋艦能代の製作

→フジミの駆逐艦秋月を1944年時で製作

→アオシマ DD115 護衛艦あきづき 製作

→護衛艦しまかぜの見学に行ってきました。

→アオシマ 陸軍舟艇母船 あきつ丸の製作

→ハセガワ DDH183 護衛艦いずも 製作

→HGUC グフカスタムの製作

→艦船模型・戦車模型 記事一覧





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2017年8月14日月曜日

アオシマ 給油艦ましゅう の製作⑤ 完成です

先月から製作していたアオシマの給油艦「ましゅう」とりあえず完成です(^^)/



この季節は湿度が高いので、つや消しクリアーでのトップコートは秋に入ってからにしようと思いますが、ひとまず完成という事で(^^)v



護衛艦いずもが就役するまでは海上自衛隊最大級の艦で、なかなか作り応えがありました。上部構造物の合わせ目が出てしまうので、その隙間埋めの手間はありましたが、各部品も組易くされていて、作り易いキットでした。ヘリ着艦標識や戦闘通路は大きさがあったので分割して貼っています。




甲板上には給油用のポストが林立しています。このキットには残念ながら給油用のホースのパーツはありません。エナメル線やなにかで作ろうとも思いながら、それをどう接続するか考えましたが、なかなか答えをだせず、とりあえずキットのままで(;^_^A
けっこう目立つポイントですので何とか作ってみたいですが・・・



艦橋上にはステルス性も考慮された形状のマストや煙突が。「ましゅう」も他の護衛艦と同じくガスタービン機関で24ノットの速力を発揮できます。



艦後部にはへり着艦甲板とヘリの格納庫も備えています。



ヘリ格納庫上と艦首には20㎜CIWSが搭載されています。
実艦では後日搭載予定で台座のみとなっていますが模型では搭載されています。

海上自衛隊の後日搭載予定は、ほとんど装備されることは無いようですが(;^_^A

ボート甲板には不審船用に12.7㎜機銃も装備されています。



「ましゅう」は2004年に就役以降、テロ対策特別措置法によりインド洋で何度も給油活動に従事しています。「ましゅう」は護衛艦隊の直轄艦に編入され、舞鶴を母港として活動しています。
何度か舞鶴に行った時は、遠目からもその巨体が存在感を放っていました。
昨年のサマーフェスタでも艦上への見学は出来なかったので、いつかは乗艦見学をしてみたいです。



護衛艦「さざなみ」とのツーショット。

給油中はこんな感じに並走して給油作業を行うんですね。
給油用のホースが再現できれば面白いジオラマとかも作れそうです。



標準的なサイズの護衛艦「たかなみ」型と比べても、かなりの大きさです。
コレクションに入れると、かなりの存在感です(*'ω'*)

次はタミヤの島風か、ハセガワの早波を作っていこうと思います(^^)v



→アオシマ 補給艦ましゅう の製作① 船体の組み立て

→アオシマ 補給艦ましゅう の製作② 艦橋と上部構造物の製作

→アオシマ 給油艦ましゅう の製作③ 甲板へ部品の取付け

→アオシマ 補給艦ましゅう の製作④ 塗装とデカール


→ハセガワ 夕雲型駆逐艦 早波 キットレビュー

→タミヤ 駆逐艦 島風 キットレビュー






→ピットロード DD113護衛艦さざなみ の製作

→アオシマ DD115 護衛艦あきづき 製作

→アオシマ むらさめ型護衛艦 DD₋103ゆうだち 製作

→アオシマ DDG177 護衛艦 あたご 製作

→ピットロード DDG170 護衛艦 さわかぜ 製作

→ハセガワ DDH183 護衛艦いずも 製作

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2017年7月5日水曜日

フジミ 軽巡洋艦能代の製作⑧ 完成です。

フジミの軽巡洋艦能代、ようやく完成しました(^^)/

第二水雷戦隊旗艦 軽巡洋艦能代、完成です。




阿賀野型軽巡洋艦の2番艦の能代は昭和18年6月30日に竣工後、第二水雷戦隊の旗艦になり、さっそく南方へ進出します。
ラバウル方面に進出し、輸送作戦中にカビエンで空襲を受け小破しています。
修理完了後、能代はビアク島への救援作戦である渾作戦に参加中、米軍のマリアナ侵攻を受け、渾作戦部隊も第一機動艦隊に合流し、マリアナ沖海戦を戦います。
レイテ沖海戦では大和、武蔵を中心とする第一部隊に第二水雷戦隊を率いて参加します。シブヤン海での対空戦闘、サマール沖での米護衛空母部隊の追撃と戦い続けましたが、栗田艦隊はレイテ湾目前で反転し、その帰途再び米機動部隊の艦載機の攻撃を受け、能代は魚雷が命中し、沈没しました。



老朽化した大正生まれの5500t軽巡の代替として建造された阿賀野型は水雷戦隊の旗艦として駆逐艦と同じ機動性と同等の魚雷兵装、水上機の搭載能力を備えた軽巡洋艦です。
水雷戦に特化した阿賀野型は竣工した大戦中盤以降は水上戦より対空、対潜戦闘が多くなりその能力を活かせれませんでした。しかしこの優美でスマートな艦容はとても魅力的です。
もし開戦前に就役していたら、もっと活躍の場があったでしょうね。



精密なパーツ分割が売りのフジミの特シリーズ、軽巡洋艦といえども作り応えがありました。
完成まで時間がかかりましたが、出来上がるととてもスマートでカッコいいです。



こまかく各艦の差異を作り分けた煙突の蒸気捨管や新考証の航空作業甲板や水雷兵装、航空兵装など見どころがたっぷりな艦です。



前後のマストもキットのプラパーツをそのまま使用していますがけっこう良い感じです。
21号電探と射出機のみファインモールドのエッチングを、13号電探はピットロードのパーツを、内火艇と零式水上偵察機はWLの共通パーツを使用した以外はキットのパーツで製作しています。



スマートな船体に各種装備をバランスよく配置した阿賀野型、もうちょっとだけ対空火力が強かったら良かったのですが。



今月発売される、タミヤの島風やハセガワの早波も作って、大戦後半の能代率いる第二水雷戦隊を再現してみたいものです(^^)/






→フジミ 軽巡洋艦能代の製作① 船体の工作

 →フジミ 軽巡洋艦能代の製作② 船体の工作続き

→フジミ 軽巡洋艦能代の製作③ リノリウム甲板と煙突

→フジミ 軽巡洋艦能代の製作④ 甲板のマスキング

→フジミ 軽巡洋艦能代の製作⑤ 上部構造物や武装等の製作

→フジミ 軽巡洋艦能代の製作⑥ 軍艦色と艦底色の塗装

→フジミ 軽巡洋艦能代の製作⑦ 上部構造物の組み立て

→フジミ 艦NEXT 戦艦武蔵 レイテ沖海戦直前製作

→護衛艦さざなみ DD-113の製作

→ピットロード 特設防空巡洋艦 愛国丸

→連斬模型 阿賀野をWLに製作 IF改造1944年秋

→フジミの駆逐艦秋月を1944年時で製作

→艦船模型・戦車模型 記事一覧




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2017年7月4日火曜日

特設防空巡洋艦 愛国丸

ピットロードの特設巡洋艦、愛国丸を架空の改装で特設防空巡洋艦として製作したものです。



愛国丸は大阪商船の南アフリカ航路向けに建造された貨客船です。姉妹船に報国丸と護国丸が建造されています。和辻氏設計の優美な船容ですが、愛国丸は一度も商業航海を経験せずに日本海軍に徴用され特設巡洋艦として改装されました。

愛国丸は15センチ砲を8門も装備し、13ミリ連装機銃2基と53センチ連装魚雷発射管を2基、水上偵察機2機と、特設艦船の中ではかなりの重武装でした。後に主砲を14センチ砲に換装、25ミリ連装機銃2基を増備しています。

開戦時、愛国丸は報国丸と第24戦隊を編成し、南太平洋上で開戦を迎えます。同戦隊は通商破壊作戦の任務を帯び、12月13日米貨物船、セント・ヴィンセントを撃沈、その後ニュージーランド方面で1月2日、米貨物船マラマを撃沈しています。しかし、特設巡洋艦での通商破壊作戦は警戒が厳しく、あまり活躍できず、第24戦隊は解散し、連合艦隊付属になります。

その後、潜水艦補給用の魚雷と燃料を搭載しペナンへ進出、インド洋で潜水艦部隊への補給と通商破壊を行います。5月9日、蘭タンカーのヘノタを威嚇射撃の末、鹵獲に成功します。ヘノタは後に海軍の給油艦大瀬として使用されます。その後7月12日にはニュージーランド船ハウラキも鹵獲しています。その後ガダルカナルへ投入される第38師団をラバウルへ輸送後、再びインド洋で通商破壊作戦を行いますが、蘭タンカー、オンデイナと護衛の掃海艇ベンガルと交戦し僚船の報国丸が砲撃を受け、搭載していた補給用魚雷に誘爆し沈没してしまいます。これにより防御力のない特設巡洋艦での通商破壊は行われなくなりました。

その後は特設運送船として清澄丸や護国丸らとソロモン、ニューギニア方面での輸送作戦に活躍します。しかし、米機動部隊のトラック島大空襲に遭い、被弾し搭載していた輸送弾薬類が大爆発を起こし愛国丸はトラック環礁内に沈没しました。



この愛国丸はピットロードから数年前に発売された時に、さっそく購入して製作したものです。

このキットは癖の多い(!?)ピットロードのキットの中ではとても組みやすく、シルエットも良好でモールドも繊細な非常に良くできたキットです。甲板もよく分割が考えられていてマスキングの手間も簡単にできるようになっています。この後発売された給油艦の足摺を作ったら、いつもの癖あるキットでしたがorz






キットのパーツ類は新装備セットのNEに準じた繊細なパーツで、そのままで組むだけでも報国丸型の優美な姿を再現できます。



愛国丸は大戦中盤以降は主砲を下し特設運送船として活動しました。

この愛国丸には架空の改装として主砲の14センチ平射砲を12センチ高角砲に換装し特設防空巡洋艦として、陸軍の防空基幹船のような感じにしてみました。




主砲はピットロードの海防艦用の12センチ高角砲に換装、船橋上には21号電探を装備し、13ミリ機銃を25ミリ連装に換装、煙突後方には25ミリ3連装を、魚雷発射管の上の甲板上にも3連装機銃を、後部砲座脇には連装機銃座を増設しています。他に船橋前単装機銃を2基ずつ装備しています。

武装の合計は12センチ高角砲8門、25ミリ3連装4基、連装4基、単装4基の合計24挺、53センチ魚雷連装発射管2基、零式水上偵察機1機、21号電探1基となっています。

片舷高角砲を5門指向できるので、割と強力な火力がありそうかも(^^)/



この愛国丸と報国丸のキットはとても作りやすくて、特設巡洋艦時代の迷彩塗装や偽装煙突、商船時代など見せ場のあるフネでおすすめです。









→フジミの駆逐艦秋月を1944年時で製作

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2017年6月20日火曜日

護衛艦DD-113 さざなみ の製作

ピットロードのDD-113護衛艦「さざなみ」です。

昨夏に購入して、付属していた掃海艇はすぐに作ったものの、こちらはかなりゆっくりペースで製作していてようやく完成です(^^)/





護衛艦「さざなみ」は「むらさめ」型汎用護衛艦の改良型の「たかなみ」型の4番艦として2005年に就役しました。
「たかなみ」型護衛艦は前級の「むらさめ」型汎用護衛艦の改良型として、主砲を76ミリ速射砲からOTOメラーラ社製の127ミリ速射砲に変更、ミサイル垂直発射用のVLSも前後に分けられていたのを前部に集約されるなどの改良がなされています。「たかなみ」 型は5隻が建造され「むらさめ」型の7隻とともに護衛隊群の中核を担っています。

「さざなみ」は就役後、インド洋でのテロ対策特別措置法により補給艦「ましゅう」と活動しています。ソマリア沖の海賊対策においても「さざなみ」は何度も参加するなど活躍しています。
先日も「いずも」とともに米空母ロナルド・レーガンらと共に共同訓練したりと第一線で活躍している艦です。



キットは以前発売されていた「たかなみ」型に新着艦標識や戦闘通路、増備された通信アンテナや艦底部品、展示台などが加わったキットです。
「むらさめ」型のキットに「たかなみ」型用の部品が追加され、艦橋の前などを削り取って加工する必要があります。「たかなみ」型のキットには「すがしま」型掃海艇も1隻付属しています。
「たかなみ」型のキットはアオシマからも出ていますがこちらも加工が必要なようです。

ピットロード製の護衛艦キットの欠点は凸モールドで戦闘通路がモールドされていることです。せっかくリニューアルして戦闘通路のデカールが付いているのだから金型を修正して消して欲しかったです。
同様にヘリ甲板もデカールで新着艦標識が加わりましたが、甲板に旧着艦標識の凸モールドがくっきりとモールドされています(;^_^A

甲板からそれらの凸モールドを周りの構造物を削らないように注意しながら削って整形したら、あとはサクサクと作れます。
煙突のルーパーが全部別部品ですので向きをそろえての取り付けはちょっとめんどくさいですが。

それ以外は、基本ストレートに作ってマストの前後がスカスカなのでに極細プラ平棒でトラスを作り、海賊対策に装備された12.7ミリ機銃の防弾板をプラ材で再現しました。12.7ミリの銃架は20ミリ機銃のを代用としましたがちょっとオーバースケールですね。



他に主砲のOTOメラーラ社製127ミリ砲がモールド無しのツンツルテンでしたのでエッチングで前面のはしごと側面の扉を追加しました。
ジパングの「みらい」が装備していた砲と同じものです。

某米空母雷撃隊隊長さん「たかが一門の砲で何ができるw」

たかなみ型用の前部VLS部品も横のモールドが無いので追加しておけばと後で思いました。




「たかなみ」型はスマートさと前部に集中した武装の力強さが合わさって好きな護衛艦のひとつです。その中でも「さざなみ」が名前の響きも良いです。
護衛艦「さざなみ」は明治期の駆逐艦漣、特型駆逐艦Ⅱ型の漣に続いて3代目となります。



煙突上のホイップアンテナは0.3ミリプラ棒で再現しています。真鍮線の方が細くて良いのですが、我が家は小さい子がいるのでもし破片が刺さったら危ないのでプラ棒にしています。



護衛艦のマストはエッチングにするとペラペラな感じがするし、プラのままだと太いのでどちらにするか迷うところです。



次はアオシマの「たかなみ」型も作り比べてみたいです(^^)/


 


→海上自衛隊 すがしま型掃海艇「のとじま」の製作

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2017年6月14日水曜日

フジミの駆逐艦秋月を1944年時で製作

2年前に製作したフジミの特シリーズ秋月です。キットでは竣工時ですが機銃増設後の1944年時で製作しています。



フジミの秋月は秋月と照月の2隻セットとなっています。
とても精密なキットですが、竣工時の秋月、照月としてしか作れずに他の年代への製作には改造が必要です。

秋月型は他のメーカーからはアオシマとピットロードからも発売されています。両社ともバリエーション展開で前期型や後期型を作り分けれるようになっています。秋月型は個艦ごとの差異があり、共用部品では厳密には作り分けは難しいのでメーカーさんにも難しい艦です。

この秋月は竣工時のキットから電探や機銃の増設された1944年の状態を製作しています。
基本部品はフジミのキットで組み立てて、増設銃座や電探などはピットロードのパーツやジャンクパーツから取り付けています。



船体の舷窓は竣工時は全部空いていましたが、大戦中、不沈化対策のため多くが閉鎖されています。その閉鎖された窓には0.3㎜プラ板を打ち抜きポンチで打ち抜いた蓋を貼りつけています。



前部マストは竣工時のまっすぐなマストから電探装備用に改正されています。
ここはマスト基部はキットのパーツを使い途中で切断、電探架台とマストトップはプラ材で自作しファインモールドの21号電探を付けました。

煙突横の増設機銃はピットロードの涼月の余剰部品から、艦橋横の単装機銃の防弾版は特シリーズの雪風の余剰部品からそれぞれ取り付けています。



後マストには13号電探を。後部高射装置跡の機銃座はジャンクパーツから。艦尾には爆雷投下軌道や単装機銃を増設しています。



秋月は空母機動部隊の直衛用の艦として④計画で建造された秋月型のネームシップです。
ミッドウエイ海戦で空母4隻を失った直後の昭和17年6月11日に竣工しています。
竣工後、即空母部隊の護衛任務に就くことになりました。
第二次ソロモン海戦には合流が間に合わず不参加、その後輸送任務のためショートランド泊地に移動中B17爆撃機3機の襲撃を受け、初めて10㎝高角砲を射撃し、1機を撃墜したようです。
続くガダルカナルへの輸送作戦では水上機母艦日進を護衛したりと、何度も参加しています。
南太平洋海戦の時は機動部隊では無く第4水雷戦隊の旗艦としてルンガ泊地へ突入しましたが、敵機を攻撃を受け秋月も損傷、軽巡由良も沈没しています。

内地に修理に戻った時に煙突両横に25㎜3連装機銃を増設しています。
修理後、再びソロモンに戻りましたが、被雷した輸送船を救援中、米潜水艦ノーチラスの雷撃を受け損傷し、再び内地に修理に向かいました。

修理後、後部高射装置跡に25㎜3連装機銃を装備、電探や聴音機なども装備されました。
その後も輸送作戦や護衛任務に従事し、マリアナ沖海戦では第一航空戦隊の護衛な参加、大鳳、翔鶴を米潜に撃沈された後、残った瑞鶴を米機動部隊の空襲から守り抜いています。

マリアナ沖海戦敗退後、次はフィリピン、レイテ島に米軍は上陸し捷一号作戦が発動され、秋月も僚艦の初月、若月、霜月とともに瑞鶴、瑞鳳、千歳、千代田の4空母の囮任務の護衛に就きました。秋月は米機動部隊艦載機の空襲から瑞鶴を護衛中、米艦爆の爆撃を受け、魚雷発射管に命中、魚雷の誘爆により沈没しました。この戦いで4空母は沈没、初月も米巡洋艦部隊の追撃で単艦戦い沈没しています。



フジミの秋月も発売からけっこう経ちましたが、なかなか同型艦や武装強化のバリエーションが出ないですね。作り分けも大変でしょうが、銃座部品とかがあると他の年次の製作も作るのが楽なので艦NEXTで是非とも出してほしいですね~(*´ω`)


 

→フジミ 航空母艦翔鶴 マリアナ沖海戦時の製作

→フジミ 重巡洋艦 摩耶 昭和19年時の製作

→駆逐艦 浦波 1944年時 製作 ヤマシタホビー+ピットロード

→アオシマ 水上機母艦 日進IF改装1944年の製作

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2017年6月9日金曜日

フジミ 航空母艦翔鶴 マリアナ沖海戦時の製作

フジミの航空母艦翔鶴を最終時のマリアナ沖海戦で製作しました。
2年前に製作した艦です。



翔鶴は瑞鶴とともに③計画で建造され、開戦前に揃って竣工、猛訓練の末真珠湾攻撃にに間に合います。

その後もラバウル攻略、蘭印攻略支援、ポートダーウイン攻撃、インド洋作戦などを転戦、空母部隊の集中運用で猛威を振るいました。その後、史上初の空母対空母の海戦、珊瑚海海戦に挑み、レキシントン撃沈ヨークタウン撃破の戦果を挙げますが、自身も中破し軽空母祥鳳も失っています。

ミッドウェー海戦で主力4空母が撃沈され、翔鶴と瑞鶴を中心として空母部隊は第三艦隊として再建されます。米軍のガダルカナル侵攻を受け、新編第三艦隊も出撃、第二次ソロモン海戦を戦います。この戦いではエンタープライズを中破させるも軽空母龍驤を失っています。
その後もガダルカナル攻防戦は続き、再び南太平洋海戦で米空母と激突します。この戦いで米空母ホーネットを撃沈しエンタープライズを撃破、翔鶴と瑞鳳も損傷しますが久しぶりの勝利を手にしています。

その後、日米の機動部隊は再建に入り、その代わり艦載機部隊は陸上基地に移動しソロモンでの戦いに従事します。この一連の戦いで多くの搭乗員を失っています。

昭和19年に入ると、続々と竣工した米空母部隊が各地を空襲し猛威を振るいます。米軍の矛先が絶対国防圏であるマリアナ諸島やパラオに迫ると、日本軍もあ号作戦を発動し、空母9隻を中心とした第一機動艦隊でマリアナ沖での決戦に挑みますが、攻撃隊は米軍の新式のレーダーやCICを活用した防空網に阻まれ多くが撃墜されてしまいます。攻撃隊を送った後の機動部隊にも米潜が忍び寄り、翔鶴は米潜カバラに撃沈されてしまいます。旗艦大鳳もアルバコアの魚雷を受け、その後軽質油の誘爆で沈没、翌日の米機動部隊の追撃で飛鷹も撃沈されマリアナ沖海戦は日本軍の完敗に終わりました。



最終時であるマリアナ沖海戦を作ってみたかったのですが、白線のパターンがちょっとわからなくて南太平洋海戦時のを施してみました。艦首の「シ」が翔鶴を表してくれています。
電探はマリアナ沖海戦時はまだ13号電探は装備されていない?ですが、この方が南太平洋海戦時との差別化ができそうなので取り付けてみました。
メインマストも、他の無線マストのように中段に四角の支え?みたいのがありますが、手元にエッチング部品が無かったのでプラ材で組んだだけです。

艦首と艦尾はミッドウェ―海戦後、それぞれ3連装機銃が2基ずつ増設されており、その後のマリアナ沖海戦前には最終時の瑞鶴のように3基ずつに増設された説もありますが3基装備しているとレイテの瑞鶴っぽいので2基ずつのままとしております。



艦尾から。着艦する時はこんな眺めなんでしょうね。フジミのキットは木甲板と滑り止め甲板のメリハリが効いていて飛行甲板も良い感じです(^^)/



艦首から。鳳翔からはじまり、赤城、加賀で試行錯誤を積み、蒼龍、飛龍で出来上がってきた日本空母の完成形です。
優秀な速力と搭載機、バランスのとれた対空火器で、ミッドウエイ後の日本海軍を支えた名空母です。



フジミの翔鶴のキットは船舷のキャットウオークや機銃座の支柱など細かい部品は多いですが、丁寧に製作すると端正な姿が再現できます。

マリアナ沖海戦での翔鶴第一次攻撃隊は零戦16機、彗星18機、天山9機の合計43機でした。
是非その勇壮な攻撃隊を再現しようと思いましたが…2年前にこの翔鶴を作ったのに未だに艦載機製作が進めていません(;^_^A



先日、ブログに載せた鹵獲米空母ホーネットの空母鳳鷹とのツーショット。

大戦時のライバル艦同士です。同時期の日米の建艦思想の違いが見れますね。







→鹵獲ホーネット改装 航空母艦 鳳鷹

→フジミ 1/700 航空母艦飛鷹 1944年マリアナ沖海戦時 製作

→フジミ 米空母キティホーク改造 航空護衛艦 しょうかく

→ハセガワ DDH183 護衛艦いずも 製作

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→ピットロード 給油艦 足摺 製作

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