2024年5月22日水曜日

駆逐艦 浦波 1944年時 製作 ヤマシタホビー+ピットロード

ヤマシタホビーの特型駆逐艦改Ⅰ型、浦波を1944年時で製作しました。





特型駆逐艦は吹雪などのⅠ型、綾波などのⅡ型、暁などのⅢ型などのバリエーションがあります。

浦波は特型のグループの中は改Ⅰ型と呼ばれています。

Ⅰ型が主砲が仰角40度のA型砲架、砲架周りに旋回用の軌道、機関室吸気口がキセル型、艦橋がシンプル、船首楼が短い(一部の艦は片舷が長い艦もあります)など。

Ⅱ型は主砲が仰角75度のB型砲塔(後に補強のため仰角を55度に)機関室吸気口がⅡ型からお椀型に、艦橋に方位盤が装備、船首楼が長くなっているなど。

の変化があります。浦波はその中間で、おおざっぱに言えば、主砲と艦橋がⅠ型、船体や煙突周りはⅡ型といった感じです。





ヤマシタホビーからは浦波のキットも発売されていますが、積んでいる綾波のキットとピットロードの余剰部品で製作しています。、ピットロードから以下の部品をトレードしています。

・艦橋はⅠ型用を使用。艦橋前にも機銃座を。
・後部2番砲後に機銃座を。
・2,3番魚雷発射管の間の機銃座はヤマシタホビーのパーツを。
・電探と単装機銃も。

船外電路は0.4㎜プラ棒で取り付けています。
舷窓は大戦末期には多数、閉鎖されていますので、0.3㎜プラ板を1㎜の打ち抜きポンチで打ち抜いたのを接着しています。


マストはキットの三脚を接着してから、中断で切断し、電探台と上部マストを設置しています。
本来はA型砲架周りには旋回軌道がありますが、Ⅱ型の船体にはそのモールドは無いので、今回はスルーしています。言わなければわからないかも(笑)



後部砲架周りは、甲板の部品共通化で吹雪のキットでも旋回軌道は再現されていません。

後部2番砲跡はピットロードのパーツを、元の構造物に現物合わせで削り込んで設置しています。
魚雷ダビットの高さも変わるので支柱も変えています。
後マストにも13号電探を装備しています。



1944年9月の捷一号作戦前のカッターなどを撤去する前の状態で製作しています。

武装は
12.7㎝A型砲4門 
61㎝魚雷発射管9門(特型も生き残りには酸素魚雷を発射できるように改造されたようです。)
25㎜3連装機銃4基、連装機銃1基、単装機銃10基 合計24挺
13㎜連装機銃2基4挺 爆雷36個


レイテ沖海戦では第16戦隊の重巡洋艦青葉、軽巡洋艦鬼怒とともに挑みました。

第一遊撃部隊とレイテへ突入すべく訓練を行っておりましたが、作戦直前にレイテ島への陸軍部隊の輸送を命ぜられます。マニラ向かう途中旗艦の青葉が米潜水艦の雷撃で損傷し、2隻となった16戦隊は5隻の輸送艦と歩兵第41連隊をミンダナオ島で乗せ、レイテ島へ向かいます。途中空襲を受けるも無事にレイテ島オルモックにて無事に兵員を揚陸し帰途につきます。しかし、パナイ島近海で米護衛空母部隊の艦載機の攻撃を受け鬼怒とともに撃沈されてしまいました。




ヤマシタホビーのキットはとても作り易く、特型各型のバリエーションがリリースされています。

積んでいるキットで潮や響、発売されていないのでニコイチでⅠ型の大戦末期状態の薄雲などを作る予定にしています。(いつになることやら・・)